

今、つくづく残念に思うことがある。
スポーツマンと一度でも恋愛しとけばよかったなあ。
彼らはいい意味で、オスのシンプルさを持っている。
いい女が好きで、惚れたとなると強引で仕事と家庭との両立、などと悩まなくてもいい。
男と女の駆け引きも無用だ。
「とにかくオレのものになれ。
オレが食べさせてやるから、ガタガタ言うな」と言う男は、今の時代にあって新鮮である。
女は、男の愛情の中にどっぷりつかっていれば…。
私の知っている有名なスポーツ選手は、婚約者のいる女性を無理矢理奪い取ったという過去をよく自慢していたものだ。
その代わり、嫉妬深く、女性に対して非常に保守的である。
一流のスポーツ選手なら、なおさらだ。
奥さんがたとえばアナウンサーとか教師といったキャリアウーマンをしていても、それを辞めさせて専業主婦にする。
いい妻や母として、いつでも家にいておいしい料理を作ってもらいたい。
まあ、スポーツ選手は多情な人も多く、浮気性のところもあるみたいだが、少なくとも何年かは幸福のままでいられる。
やっぱりそういうのっていいよなあ…。
それにスポーツ選手というのは、背が高くカッコいいから、一緒に歩いていてもかなり得意だ。
彼らの女性に対する願望はちょっと古くさいけれども、その分、女も、シンプルなメスにな私が通っているスポーツクラブには、かつて名選手としてならした野球の某評論家がいる。
この方がどういうわけか私のことを気に入ってくれて、たまに会うと、「Mちゃん、元気イー」とぎゅっと抱きしめてくれる。
その体のたくましさと気持ちよさ。
ふざけて抱かれただけで、こんなにいい気分なんだから、もしベッドの上で本格的にナンカされたら、すっごくいいに違いない…。
私は雑誌やテレビで野球やサッカー選手の奥さんを見るたびに、思わずにいられない。
この人たちって、すごい勝利者なんだわ。
何人っていう女の中から勝ち抜いて、こうして妻の座を手に入れたんだわ。
その誇らしさが、彼女たちをますます美しくしている。
Nの恋人って、どんな人だろう。
大金持ちやエライ人の奥さんや恋人は、全然羨ましくない。
けれどもスポーツ選手の愛する人っていうと、私はそれだけでおそれいっちゃうのだ。
恋愛と青春をめいっぱい楽しんでいる、っていう感じがする。